[ Diagram ] 2001年〜 宮ヶ瀬線ダイヤ

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4−1.2001年宮ヶ瀬線ダイヤ改正 (白紙改正)

(1)ダイヤ改正概要

 経済・社会情勢に変化により,輸送量の伸びが頭打ちになっており,また今後は人口の高齢化,労働人口・就学人口の減少,就労形態の変化,平行道路の改善,モータリゼーションの進化等により,輸送量の増加が望みにくい状況となってきた。

 そこで,競争力のあるダイヤを策定し,競合する他線や交通機関に対し競争力を確保するため,フリークエンシーの向上,速達性の向上を柱にしたダイヤ構成の抜本的な改正を行った。

 なお,今改正に合わせ方南町〜若葉町間の複々線化,若葉町〜神保原間の3線化の完成した。
   

(2)昼間時ダイヤ概要

・概要

 下りダイヤ  

 中〜遠距離利用者の増大に伴い,停車駅の少ない高速急行の新設,急行系列車の増発など中〜遠距離対策として優等列車の増強を実施した。
 
 また,急行は停車駅に天上,今井谷戸,南柚木を追加,より利用しやすくすると共に,役割をダイヤの主役から高速急行を補完し高速ネットワークを拡充する役割へと存在意義を変えることとなった。
 
 さらに急行の半数を都営新宿線に直通運転させ,ネットワークの拡充を図った。都営線との直通運転はラッシュ時に限定されていたが,今改正では終日にわたり直通運転を実施し,利便性を向上させた。なお,これに伴い,都車の宮ヶ瀬線内への運用が終日に渡り実施されることになった。
 
 近距離地区においては既に各停が毎時9本運転されており,運転頻度・輸送力的には特段問題ないが,線増により上りにおいて退避時間がなくなり,所要時間の短縮を行った。
 
 ダイヤは10分サイクルを基調としており,1サイクルに高速急行1本,急行1本,各停1本運転され,1時間あたり18本(新宿〜神保原間は21本)の運転である。
 神保原,高坂で緩急接続を実施しており,また,高坂で高速急行と急行の優等列車どおしの緩急接続を実施し,これらにより高速ネットワークの拡充を図っている。


・種別別平均混雑率

・配線図

 方南町〜若葉町間が複々線化,若葉町〜神保原間が3線化された。複々線区間では外側が急行線,内側が緩行線である。また,一条と若葉町は急行線にもホームが設置されているが,現在のところ,優等列車は停車しない。その為,安全上,一条駅の急行線側は柵が設置されている。若葉町駅については車両交換があることから急行線側のホームも使用可能である。

 3線区間では下り線が1線,上り線が2線に固定されている。

 

(おわり)

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